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【刀剣乱舞】薬研、拾う【R18】

第3章 君と新生活





身支度をすませ、荷物を持てばリビングに居る薬研に人声掛けた


『じゃあ、仕事行ってくるね?あと、これ。合鍵置いておくから、外出する時は使って?』


「合鍵か…ははっ、なんか恋人みたいだな」


そう言って優しく笑う薬研
その笑顔にキュンとしてしまったが、煩悩を振り切って薬研に合鍵を押し付けた


『じゃ、じゃあ…行ってきます…!』


私は恋人みたいだと言われたことがすごく恥ずかしくて、足早に玄関に向かえば靴を履いて玄関を出た


『……子供に…なんでこんな……』


そんな心の声を呟けば、私は気持ちを切り替え仕事へと向かった


部屋に取り残された薬研は、合鍵を見ながらひとり笑った


「名前に拾われて…良かったかもな」


その言葉は誰にも届くことはなく空気になった


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