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【刀剣乱舞】薬研、拾う【R18】

第3章 君と新生活





『ん……』


カーテンから差し込む光と、何やら美味しそうな匂いに私は目を覚ました

隣を見れば薬研は居なくて慌てて体を起こした


『薬研……!』


辺りを見渡しながら薬研を呼べば、薬研はリビングからひょこっと顔を出した


「おっ。起きたか、おはよう名前」


『え、あ……おはよ…』


薬研の姿を見て私は安心し、胸をなで下ろし挨拶を交わした
すると、薬研がこちらに近づいてくれば笑みを浮かべた


「あー、なんだ……俺なりに朝食を用意したんだが…食べてくれるか?」


『えっ、朝食…!?』


「まぁ、料理は得意じゃないから簡単なものしか作れなかったが…」


薬研は照れたように人差し指で頬を掻きながら目を逸らした

朝食を作ってもらえることなんて、実家に住んでいた時以来だったからすごく嬉しく感じた


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