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【刀剣乱舞】薬研、拾う【R18】

第2章 初めての夜





「ん。乾いたぜ」


数分経てば、あっという間に髪も乾き薬研はドライヤーをテーブルに置いた


『ありがとう、薬研!いやぁ、髪を乾かしてもらうなんてあんまりないから少し緊張した』


「緊張するのか?まぁ、髪は女の命…なんて言うもんな」


薬研は私の髪を優しく撫でながら話す
その手の優しさに勝手にドキドキしてしまうが、その気持ちを誤魔化すようにドライヤーの線を抜けば片付ける


『薬研、髪触りすぎだから……』


「あ、悪いな。触り心地がいいもんだからつい、な」


髪から手を離せば薬研は、にっと笑った


『髪を触るなんて薬研くらいだよ…、ふぁ……』


薬研と話していれば、つい欠伸が漏れた
今日も仕事で疲れてたし、眠くなるのも当然か…なんて思いながら時計を見た
その時計は、もうすぐ0時を指そうとしていた


『薬研、そろそろ寝よっか…』


「あぁ、そうだな。んじゃあ俺はこのソファーで寝るから、名前はベッドでゆっくり休め」


『へ?一緒に寝ないの…?』


一緒に寝るつもりでいた私は、つい間抜けな声を出してしまった
すると薬研は口を開く


「?狭くなるだろ…?」


『そんなの気にしなくていいよ!ほら、寒いし…ソファーで寝かせて風邪ひかせたら嫌だしさ…!だから一緒に寝よ?まぁ、薬研が嫌じゃなければ…だけど』


私は薬研をチラっと見れば、返事を待った


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