第6章 揺れる揺れる
鳥 「チュンチュン…」
ん、あれ。
朝…?
ななし 『はっ…!!やば!』
いつの間に朝になってたんだ。
あれ、私昨日は…
シャーロット 「スー…スー…」
しゃ、シャーロット…?
はっ!?
そうだ、私シャーロットと…
ななし 『うわああああああああ!!!』
シャーロット 「…ん」
!!
やば、起きちゃった?
いや、今起きられるとちょっと困る。
お願い寝ててー
シャーロット 「スー…」
ほっ。
良かった。
そっと胸を撫で下ろし、時計に目を向けると7時半をさしていた。
朝食の準備しなきゃ!
えーっと、シャーロットはこのまま寝かせとこう。
んで、私は着替えて調理室へ行かなきゃ。
私はドタバタと自室を後にした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あーーー、眠い。
昨日はシャーロットのせいで全然寝付けず、外が明るくなってからやっと寝れたのだ。
睡眠時間が全然足りてなーい。
ななし 『ふぁ〜…』
私は大きなあくびをしながら調理室で洗い物をしていた。
アベル 「おいおい、随分大きなあくびだな。眠いのか?」
ななし 『眠いよ、寝不足だよ、ふぁ〜ぅ』
アベル 「寝不足?だめじゃん、ちゃんと寝なきゃ。あー、もうそんなフラフラしてると危ないぞ。今日は俺がみんなに朝食を持っていくから。」
ななし 『え、でも…』
アベル 「いいから!」
そう言えばアベルはスタスタとみんなに朝食を届けに出て行ってしまった。
ア、アベル…!!
なんて優しい子!
あーあ、私ったらほんとアベルに頼りっぱなしだな。
ちゃんとお礼しなきゃ。
〜アベルside〜
アベル 「ふぅー…」
寝不足か〜
まぁ、ここに来てから働きっぱなしだったし疲れが溜まっていたのかもな。
休養をとるよう言ってみるか。
アベル 「おーいシャーロット、朝食だぞ…ってあれ?」
そこにはシャーロットの姿がない。
いつも寝坊助なシャーロットが早起きでもしたのか。
さて、どこへ行ったか。
すると廊下の向こうからジョシュアが歩いてきた。