第5章 吸血鬼兄弟の目的
ななし 『はい、じゃあ、もう夜遅いし寝よ』
私はシャーロットをベッドの中に促す。
もぞもぞと布団の中に入っていったかと思うと、いきなりシャーロットが私の頭を自分に引きつけた。
ちゅっ
シャーロット 「俺が、好きじゃないやつとキスなんかすると思うか?」
ななし 『…っ!!』
シャーロット 「俺はちゃんと本気だ」
ななし 『そ、それって…』
自分の顔がかぁーーっと熱くなるのが分かる。
シャーロット 「おやすみ」
そういうとシャーロットは布団の中に潜ってしまった。
ななし 『お、おやすみ…なさい』
胸の鼓動がだんだんと速くなる。
き、キス…された。
シャーロットどういうつもりであんなこと…
シャーロット 「「俺はちゃんと本気だ」」
それは私のことが人としてじゃなくて、そういう意味でも好きってことなの?
あああああああああああああ//////
どうしよ…。
火照った体を冷まそうと深呼吸をする。
とりあえず明日も早いから早く寝なくては。
私はシャーロットの隣へ横になり目をつぶった。
ななし 『………………。』
あんなことがあった後に寝れるか!!!