第2章 大混乱の嵐
レイさんと長い廊下を歩いていれば素敵な扉の前に着いた。
レイ 「ここは衣装室です。お好きなものをお選びください。」
そういって私を部屋に招き入れた。
部屋の中にはたくさんの衣装が入っていた。
でも、どれもきらびやかとして色もピンクや黄色、水色といったふうでどれも派手なものと、黒い服が半分ずつあった。
ん?というかこれ、ドレスとメイド服????
ななし 『これってドレスですよね?こんな素敵なもの私が着ちゃっていいんですか?あと、このメイド服は…』
レイ 「ええ。あなたのために用意しましたから。メイド服もすべてあなたのものです。」
え…すべて?こんなにたくさん。
なんで私連れてこられたんだろ…
こんなドレスまで用意してもらっちゃって。
てか、メイド服ってさっきのお世話と関係してるのかな。
ななし 『あの、私ってなんで連れてこられたんでしょうか』
私はドレスを選びながらレイさんに聞いてみることにした。
レイ 「ほんとになにも聞かされてないんですね。」
ななし 『はい。気づいたら知らない場所にいて…』
レイ 「あとでみんなの前で話すつもりだったんですけど…。えっとですね、ここはアリシュナ国。そしてこの城は私たち貴族が住む家です。しかし、先日、使用人がみな城から出ていってしまって。それで国中に募集を呼びかけたのですが、断られてしまったのです。そこで、政府の調査により異世界ののあなたに来てもらうことにしたのです。」
え、ちょっと待って。意味わかんないんだけど。
ななし 『え?つまりここは異世界なんですか?』
ええ。とレイさんが言った。
確かに私が住んでるとこにはこんな立派なお城はないし、メイド服なんて着ない。
異世界かぁ〜。
ななし 『私はこの城の使用人ということですか?』
レイ 「そうなりますね。あ、ではメイド服を着た方がいいですね。」
あーーーーー、まじかーーーーー
さっそく着ることになっちゃったかーーーー
メイド服とか着たことないんだけど。
ななし 『着れましたー!』
着替えるために廊下に出てってもらっていたれいさんに声をかけた。
ドアが開いてレイさんが入ってきた。
ななし 『あの、これであってますかね?』
レイさんは私を上から下まで確認する。
なんか恥ずかしい!