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【R18】あなたは誰を選びますか?

第5章 吸血鬼兄弟の目的



ななし 『大丈夫です。ちょっと考え事してて…』

ジョシュア 「そうかい?でも疲れただろう」



そう言うとジョシュアさんの大きな手が私の手を取った。



ななし 『え?』

ジョシュア 「ほら、あと少しだから頑張ろうな!」

ななし 『こ、こういうのは彼女さんとかとするものじゃ…!』

ジョシュア 「彼女?そんなのはいないさ。それにこの前だって君にキスしたじゃないか。彼女なんかいたらしないだろう」

ななし 『そ、それって…』

ジョシュア 「ん?」

ななし 『な、なんでもないです』




私は赤くなった顔を見られないように目を背けた。

こんなんじゃほんとに恋人みたいじゃん…。

それからの城までの道のりは短く、あっという間に着いてしまった。
もうちょっと繋いでいたかったなんて、私はきっとどうかしてる。







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あれからというもの、私は家事をしていても食事をしていてもなんだか上の空だった。

自意識過剰なだけかもしれない。
けど、もし、もしそうなら…って期待している自分もいる。

あーあ、なんだか今日は外出もしたし疲れた。

私はベッドに横になった。
少しひんやりとしたシーツが火照った体には気持ちよかった。
そしてそのまま眠りについた。










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