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【R18】あなたは誰を選びますか?

第4章 私の仕事


私はびっしょりと濡れた服を脱いで風呂に入った。

そして、体はもちろん、頭もさっぱりして気づいた。


!!!服がない!!!


かろうじてバスタオルは何個か置いてあった。
が、しかし、服はもちろん下着もない。
てか、持ってない。
この世界には急に連れてこられたから、服なんか持って来てないのだ。
仕方ないからさっきまで着ていたメイド服でいいかと思ったが、さっきのでビショビショだったことに気がついた。


終わった…。



このままここにいたところで何も解決しない。



仕方ない、このバスタオルを巻いて部屋までダッシュするしか…。



数分間悩んだ末、私はバスタオルを体に巻いて、ビショビショのメイド服を持ってバスルームの扉をそーっと開けた。


廊下に誰もいないことを確認し私は素早くバスルームでて自室に向かって走った。


よし、このまま誰にも会いませんように!!

っと思ったのもつかの間…

目の前から金髪の男が現れた。


アベル 「お、お前なんて格好をっ…!?」

ななし 『ちがっ、これは訳があって!!!』


アベルはさっきから顔を真っ赤にして必死に目をそらしていたが、ハッとこちらを向いた。


アベル 「ん?風呂に入っていたのか?」

ななし 『う、うん。入ったのはいいんだけど私、服持ってないことに気づいて……』

アベル 「服…まだ選んでなかったのか。来い。」


アベルは自分の羽織っていた服を脱ぎ私の肩に掛けてくれた。

うわ、イケメンかよ

男らしい行動に不覚にもどきっとしてしまう。





〜数分後〜

衣装室に着けば相変わらずたくさんのドレスが並んでいた。

あ、そういえばここにある服って皆が作った服なんだっけ。

ななし 『この服ってアベルたちが作った服なんだってね!レイさんに教えてもらったの。すごいね!』

アベル 「ああ。まぁ、デザインだけだけどね。あ、しっ、下着とかはそこにあるから!」


アベルは引き出しを指差して、そのまま部屋を出て行こうとした。


ななし 『待って!あのさ、せっかくだからアベルのデザインした服着たいなぁ…なんて』

アベル「え!?」

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