第4章 私の仕事
〜数分後〜
ジョシュア 「もっと右、うん、そこそこ。」
私はジョシュアさんの背中を洗っている。
頭も洗ったんだからとか、もう裸にも慣れただろうとか、なんだかんだで言い包まれてしまったのだ。
ジョシュア 「はい、次こっち」
そう言って腕をあげた。
私はジョシュアさんの正面へ回って右腕を軽く持ち上げ、洗ってあげた。
肩から手まですらっとしているけど筋肉が結構あった。
ななし 『ジョシュアさんって、なにか運動とかしてるんですか?』
ジョシュア 「うーん、運動ってほどじゃあないが、剣の稽古と筋トレはやってる。」
ななし 『剣の稽古…?』
ジョシュア 「ああ。まぁそうと言っても護身術程度だがな」
ななし 『へぇー!すごいですね!』
ジョシュアさんは少し得意げな顔をして笑った。
そんな話をしていれば私は左腕を洗い終えた。
あと残っているのはお腹あたりと下半身だ。
え、まって。
下半身ってアソコですか?
いや、さすがに自分で洗うよね?
私はどこを洗おうかと迷っているとジョシュアさんはスポンジをもった私の腕をぐいっとひいて自分の胸板に押し当てた。
ななし 『うわっ!!!』
ジョシュア 「次はここだ」
ななし 『あ…はい…』
ニヤッとジョシュアさんは笑った。
絶対この状況を楽しんでる。
私は胸からお腹にかけて洗っていった。
背中とは比べものにならないほどの緊張で力がなかなか入らない。
ジョシュア 「ふふっ、くすぐったい。もっと力入れてやって」
ななし 『あ、ごめんなさい!!』
ジョシュア 「はははっ、もういいよ。はい、次は下洗って」
そういってタオルで隠された部分を指差す。
ななし 『なっ!?それは…』
どうしよ
ほんとに洗わせる気なの!?
そこはさ、ふつー自分で洗うじゃん?
ジョシュア 「どうした?ほら、早く」
ななし 『いえ…そこは自分で洗うべきだと……あ、私も早くお風呂入りたいし、あとは自分で洗った方が早く終わると…思う…ので…』
ジョシュアさんの顔が明らかに曇った。
ジョシュア 「そんなに早く入りたいなら入ればいい。」
ジョシュアは私の腕をひき、腰を掴み浴槽の中へ引きずり込んだ。