第4章 私の仕事
ジョシュア 「寒い、早くしろ。」
ななし 『あ、あの!!頭洗ってあげますのでそれでどうか許してください!』
ジョシュア 「脱ぐのが嫌なのか… まぁ、いい。そう言うなら洗ってくれ。」
よかったぁ〜
これで一緒に入らなくて済むわ
私はメイド服のエプロン部分だけ脱いで浴室へ入った。
ジョシュアさんはお風呂に入って私が来るのを待っていた。
え、お風呂入りながら頭洗うの?
すごい、日本と違う入り方だ。
ななし 『シャワー、かけますね』
ジョシュア 「ああ。」
私はジョシュアさんの頭に丁寧にシャワーをかけ、シャンプーを頭につけた。
人の髪を洗うのなんてなかなかしないから緊張する。
力加減とかよくわかんない。
ななし 『ど、どうですか…?』
ジョシュア 「ん、きもちい…」
ジョシュアさんは気持ちよさそうに目を閉じた。
ななし 『よかった…』
私はほっと息を吐いた。
ある程度洗ってシャワーで流した。
そしてリンスをつけてすこし頭のツボのマッサージをしてあげた。
最後に綺麗に流し、頭を洗い終えた。
ななし 『はい!終わりましたよ』
ジョシュア 「…………。」
あれ?反応がない。
気になって顔をのぞけばジョシュアさんは目を瞑っていた。
もしかして寝てる?
ななし 『ジョシュアさん?』
ジョシュア 「ん…あれ、俺…寝てた?」
ななし 『みたいですね』
ジョシュア 「てか、君すごい洗うの上手だね。とても気持ちよかった。」
ななし 『ほんとですか?よかったです!』
私は嬉しさで顔がほころんだ。
まさかこんなとこで褒められるとは思ってもみなかったな。
なんて思っていればジョシュアさんが口を開いた。
ジョシュア 「なぁ、体も洗ってくれないか?」
ななし 『え?』