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【R18】あなたは誰を選びますか?

第4章 私の仕事



気がつけばもう4時になっていた。
そろそろ夕飯の準備しなきゃなー。
もう調理室にアベルいるかな。

そう思って調理室に向かっていると後ろから肩に腕を回された。

アッシュ 「どぉ〜こ行くのー?」

ななし 『あ、アッシュさん…』

アッシュ 「あっれ〜?もしかして俺嫌われちゃった?」

ななし 『いえ、ちょっと危ないっていうかなんというか…』

アッシュ 「あー、警戒されてる感じか〜」

マイナスなことのはずなのにアッシュさんはずっと笑って話している。

メンタルやば、つよ。

するとぎゅっと後ろから抱きつかれた。

ななし 『うあっ!?』

アッシュ 「ねえ、それってさ俺のこと意識してくれてるってこと?」

ななし 『え!?なに言って…!?みんな、私の血が狙いだから警戒してただけで別にそんなんじゃ…』

アッシュ 「あっそ。じゃあ警告してあげる。」

そう言って私の耳に息が当たるほど近くまで口を寄せた。

アッシュ 「血だけじゃなくて、君自身が狙いかもしれないよ?」


それって、どういう…こと…?

理解に追いつけず立ち尽くしているとアッシュが私から離れた。

アッシュ 「俺たちは人間より獣に近い。理性が保てなくなってうっかり襲っちゃうかもしれないよ?」

ななし 『…っ!?』

アッシュ 「気をつけてね?」

アッシュさんはニッコリと笑い、そのまま私の横を通り過ぎ部屋に戻って行った。


私自身が狙い…?
それってつまり…


いやいや!
へーき!
考えすぎだ。
よし、夕飯作ろう!

私は調理室に向かった。
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