第4章 私の仕事
ななし 『もう、お昼ご飯の時間だから一緒に行こっか』
私はシャーロットと部屋を出て、みんなが待つ庭へと移動した、
〜庭〜
ナーシャ 「あー!やっときたー」
私たちを見つけたナーシャがブンブンと手を振る。
アベル 「遅かったな…。あ、シャーロット戻ってよかったな。」
ナーシャ 「え、なになに?シャーロット兄様、なにかあったの??」
アベル 「いや、なんでもない。ちょっと体調が悪かっただけだから心配するな。」
え、なんで隠すの?
もしかしてシャーロットくんのこの特性ってアベルしか知らないの?
アッシュ 「もう先について食べ始めようよ〜。お腹ぺこぺこ〜」
ななし 『そうですね!お待たせしてごめんなさい』
私たちが席に着くなりみんな食事を始めた。
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ななし 『あー、美味しかった!』
アベル 「それは良かった」
アッシュ 「アベルー。このポテトのキッシュおいしいかった!また作ってよ!」
アベル 「あー、それは俺じゃなくて…」
アベルが私を指差す。
ななし 『え!』
確かにキッシュは私が作ったものだが、これはアベルさんにお願いされて作ったものだった。
アッシュ 「へぇ〜、君が使ったんだ!すごいじゃん〜」
ななし 「あ、ありがとうございます。でも提案したのはアベ…んぐっ。」
しゃべっている最中にアベルがいきなり私の口を押さえた。
アベル 「じゃあ、食器を片付けるぞ。」
アベルはそさくさと食器を片付け始めてしまった。
私も早く手伝わなければいけないと思い、アベルに次いで片付けにはいった。