第4章 私の仕事
ななし 『っ!?』
ジョシュア 「あー、ほんとその表情たまらないな。」
するとくるっと私を下にし、押し倒した。
ジョシュア 「あー、俺がつけた痕…くーっきりだね。」
ジョシュアさんは私の首をツーーっとなぞる。
私はくすぐったさに顔を歪めた。
そして、ジョシュアさんが私の耳に顔を寄せた。
ジョシュア 「あんたは俺のものだ。」
そう耳元で囁き首に噛み付いた。
ななし 『いっ、た…!』
じゅっ、ちゅ…
ジョシュア 「はぁー、おいしい…。鹿なんかの血とは比べ物にならないほど美味だな。」
私は恥ずかしさと痛さで顔を隠した。
てか、鹿ってなに?
ジョシュア 「顔真っ赤だな、かわいい。」
そう言って頰に軽くキスをした。
ななし 『なっ!?』
ジョシュア 「はははっ!…さて、俺はやることがあるんだ。君も洗濯物頑張ってな。」
そう言うとジョシュアさんは私の前からそそくさと去っていった。
ななし 『はあ、なんなのもう…』
怖いのもあったけどちょっとドキドキしちゃったじゃん。
だって、あんなイケメンにあんなことされたら誰だってなるよね。
私は心臓が鎮まるのを待ってから再び洗濯物に取り掛かった。
〜とある部屋〜
??? 「うっ、うう…、寂しい、悲しい…。…もしかして…僕のこと…忘れてる…?」
髪をガッと搔き上げる。
??? 「はぁー、困った奴だな…お迎えに行こうか。」
豹変した彼が近づいていることにななしはまだ気づかない。