第3章 お兄ちゃん!1【菅原孝支】
いつもと変わらない道を歩く。
やはり、夏休み真っ只中。
暑い。
すごく、すごく暑い。
死にそう....。
「あっつ.........。」
スガ「ソレ言ったらダメだべ....。」
さっきまでの気力はどうしたのか。
へなへなしている兄。
「ああ....。みんなで水遊びしたい....!!!!」
汗でベタベタしている時こそ、はっちゃけて水遊びなどをしたい。
スガ「みっ、そ、そんなのダメに決まってるだろ!?」
いきなり変なことを言い出す兄。
「は?いいじゃん!暑い時こそ水遊びっしょ!」
後、さっきまで眠かったから、テンション低かったんだよ~!私。
スガ「そ、そんな薄着で水に濡れたら下着見えちゃうでしょ!?」
あ。シスコン....。
「はあ~?そんなんいいじゃんかあ!別に誰も見ねえよ!」
誰が見んだよ。この体。
スガ「ダメッ!絶対ダメ!」
そんな会話をしながら私達は第二体育館へと急いだ。