第4章 やっと迎えた3年の夏は輝いて...【青城】企画作品
_____3日前______
「 はぁ!?及川がじゃんけん負けたって!?」
"ガシャンッ!"
明日から夏休みが始まるため、少しうかれていた放課後
部活が始まる前の準備中、岩ちゃんからの最新ニュースを聞いて私は、思わず叫んだついでに及川のスクイズを落とした(わざとじゃない)
じゃんけんとは、プール掃除のヤツだ
そして当の本人は今、女子たちに捕まってるらしい
まじ、アイツ....なんなの?
「あぁ、今日の放課後キャプテン達は集まれって言われたろ?んで、帰ってきたらまさかの負けて帰ってきやがった」
説明してくれている岩ちゃんの声と拳には怒りがこもっていた
あっ、落としたスクイズは無視の方向かな?
「マジかよ、アイツ....今度シュークリーム奢らせよ」
そう言うのはマッキーしかいない
"私も奢らせる"と呟いて、マッキーとグットポーズをした
(及川を)一狩り行こうぜ!
マッキーとはシュークリーム同盟を結んでいるので仲は良い
「待って、そのプール掃除っていつあんの?」
まっつんの質問に岩ちゃんが答える
「たしか...夏休みが始まってから2日後?だったはず...」
春高まで、時間がない私達にとって、これは痛い出来事だった
「チワース...」
「失礼します」
そこに来たのは国見と金田一だ
「おおー!2人とも良いところに来た!ちょっと聞いてくれよ!_____」
そう言って私は、今までの話の内容を簡単にまとめて2人に話した