第4章 やっと迎えた3年の夏は輝いて...【青城】企画作品
「ヘヘッ、チビには負けねーよ!」
笑いながらも、ホースの水を避けるのは上手い....
ウゼエエ....
1人では無理だと判断した私は矢巾に向かって叫んだ
1人がダメなら2人にすればいい...
「矢巾!お前も手伝え!2人で殺るぞ!」
「はい!」
そして、ホースを持った矢巾が参戦する
「ちょっ!2人はナシだろっ!」
そう言うマッキーも私たちも、既にビジョビジョだった
「あははー、ウケるー」
一旦攻撃を中止した私たちは、功績を称え笑いあった
「ウケる。てか、お前マジで下水着なのな~」
マッキーがちょっと残念そうに言う
「なに?もしかして下着が良かった?スケスケ狙ってた?」
少し、いや、結構ニヤニヤしながら私はマッキーを見た
すると、"ちげーよ"と言って頭をポンッと叩かれた
なんだよ、アイツ~..
そんなことを話していると、
「ちょっと!なにしてんの!?及川さんまで濡れちゃうじゃん!ちゃんと掃除してよ!!」
ここまでの雰囲気をぶち壊したのは我らのキャプテンだった
文句を言ってくる
ソレを聞いた瞬間、皆が手を止めた
そう、みんな...
そして、みんなゆーーーっくりと及川の方を見る
勿論、ホース、水がパンパンに入ったバケツや水鉄砲を持って..