• テキストサイズ

恋にまみれて【HQ多ごちゃ混ぜ.短編集】

第4章 やっと迎えた3年の夏は輝いて...【青城】企画作品



その台風のおかげで我が校のプールの水は茶色になり、水のなかは草や木、葉っぱなど色々なもので散乱していた



そこまで酷いならもう、プール開放は諦めたほうが良いのでは?という声もたくさんあったらしい
しかし、このプール開放..人気があるらしく校長先生がかるーく、"じゃあ、掃除すれば?"と言ったらしい



今考えると、校長をぶっ飛ばしてやりたい



そして運悪く私達たち、男子バレー部が掃除をすることになったのだ




本当にめんどくさいことになった




「帰りたい」

「それな」


まっつんの一言に共感を入れてると、このプール掃除の原因が口を開いた


「いーじゃん!及川さんと一緒にプール掃除できるんだよ!?」


アイツはなんであんな言葉がスラスラ出てくんのかね?まじ、イケメンムカつくわ~




そして私は一言いった

「元はと言えば、アンタが主将達のじゃんけんで負けたのが悪いんじゃん!」



そう、このプール掃除....
各部の主将達が集まってじゃんけんで、負けた部がプール掃除のということだったのだ


=及川さんがじゃんけんで負けたのである



思いだすと、またイライラしてくる



ま、こういうのも思い出としていいんだけどね




「おい。早く終わらせるぞ!手ェ動かせ!くそ川!!」


「岩ちゃん、ヒドイッ!!」



この会話も、入学してから何回聞いただろうか





そして、私はしみじみと思った。




これが最後の夏だな~っと




そして私は、また大きなため息を着いて手を動かした
/ 151ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp