第18章 強引な君に心惹かれて【赤葦京治】企画作品
お昼休み、私は自分の席で友達と一緒にご飯を食べていた
お昼休みも終盤、隣から甲高い声が聞こえた
んだよ、うるせぇな←
姫崎「ねー!赤葦くん!今度一緒に勉強会しよ~?私文系だからちょうどいいじゃん!ね??」
赤葦「しないから。本当にしつこいからやめてくれないかな?」
姫崎「えぇ!やろうよぉ!!」
隣の席には机に座ってる赤葦君とさっきの女がいた
コイツ…昼休みまでやって来んのかよ。マジかよww
私は赤葦君可哀想だな~とか思っていると、とんでもない言葉が聞こえた
姫崎「でもでも!赤葦くんと勉強会したい!!」
赤葦「……俺は山田さんとするから予定空いてない。じゃあね」
私はその言葉を聞いて固まる
その時、丁度掃除始まりのチャイムがなった
……はい?←
姫崎さんが去った後、私は赤葦君に詰め寄った
「いやいやいや、さっきの場面を見ちゃったのは謝るよ。あの、冗談だよね?」
赤葦「あー、ごめん。咄嗟に言っちゃって…」
「何で咄嗟にあんな言葉が出るんだよ。おい」
赤葦「ごめんって」
そう言って"ハハッ"と笑う
クソッ…イケメンだからって何でも許されると思うなよ…
そう思った時、
担任「おーい!山田ー!!手伝えー!!」
「……はぁ?またですか…?」
担任「いーから来い!あ、あと男子も………と、赤葦!来い!!」
赤葦「え…あ、はい。」
そう言って担任は"着いてこい~!"と言って職員室の方へ歩き始めた。赤葦君、完全に私の飛び火じゃないですか…
「な…なんかごめん。」
赤葦「いいよ、あ、これでチャラだね」
「ですね~…」
私達はそんなことを言いながら担任の先生に着いて行った