• テキストサイズ

【イケメン戦国】✿ 永遠の恋〜華〜 ✿

第11章 今宵桜の木の下で(織田信長/甘め)


六日が過ぎ、安土中の桜の木が薄紅色の花びらを咲かせていた。
明日にもなれば最早満開になるだろう。



迦羅の望みを叶えるべく、広間に皆を集めた。


「明日は大事な用がある。皆、仕事はするな」

そう告げると一同は呆気にとられた顔をしている。
ああ、言い方が悪かったか。

「仕事を置いてでも、重要なことなのですか?」

秀吉が問うので頷いてやる。

「明日一日働かぬぶん、明後日にまとめて終わらせろ」

「言ってることが無茶苦茶ですけど」

まあ確かにそうだな。


「それで、大事な用と言うのは?」




「明日は、花見をする」

キョトンとしているが有無は言わせぬぞ。
機を逃せば花見は出来ん。
そうなれば迦羅も残念に思うだろう。

口を開いたのは政宗だった。

「信長様の命とあっては仕方がない」

「そろそろ満開ですからね、一興でしょう」
三成ものる。


そうして、明日の花見が決まった。





/ 509ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp