• テキストサイズ

【イケメン戦国】✿ 永遠の恋〜華〜 ✿

第57章 戦国狂想曲3幕(家康VS政宗/共通)



…迦羅が男と会っていただと?

それも、何処の馬の骨とも知れないような男だ。


あいつは案外世間知らずなとこがあるからな。
もしかしたら、気のいい振りした悪い男に引っ掛けられてるんじゃねーのか?


これは黙って見過ごす訳にはいかねーぞ。


「政宗」


単刀直入に迦羅に聞くか?
いや、それは未だ早い気もするな。


「おい政宗、聞いているのか?」

「あ?あぁ、悪い」


休憩の後で、光秀と一緒に領地からの報告書を確認していたが、駄目だな。
つい頭の中が迦羅のことになっちまう。


「心配しているのか」

「心配してる訳じゃない。ただちょっと興味が有るだけだ」

「興味?」

「迦羅に男の影なんて初めてじゃねーか」

「ふっ、確かにな。それが心配なんだろう?」



あー…こいつには敵わねぇな。

他人事だと思ってよくもそう薄ら笑ってられるぜ…、ったくよ。


「行ってみたらどうだ」

「は?何処へ?」

「迦羅は戻っていないようだからな。今頃まだその男と仲良く……」

「後は頼んだぞ!」




光秀の言葉を最後まで聞かないうちに、自然と早足で部屋を出ていた。

現場を見たのは三成だけだ。
俺はまだ何も見ちゃいねぇからな。



一体どう言うつもりなんだ迦羅は。


こんなにいい男が近くに居るってのによ?

先ずはそいつの正体、突き止めてやらねーとな。








/ 509ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp