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【イケメン戦国】✿ 永遠の恋〜華〜 ✿
第43章 雨のち晴れ(徳川家康/甘々)
ーその日の夜更けー
天主には、珍しく二人で酒を飲む信長と光秀の姿。
淡い月明りの下で、淡々と呑んでいる。
「これで良かったんですか?」
「何のことだ?」
「いや、上手くいけば、迦羅は…」
「ふん。貴様のほうこそどうなのだ?」
「障害があってこそ燃えるというもの」
「貴様も恐ろしい男だ」
「御館様には及ばぬかと」
「言ってくれる」
互いに迦羅への想いを断ち切れぬまま
天邪鬼な恋路に手を貸していた二人。
心なしか、その背中には哀愁が漂っていたー。
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