第38章 戦国狂想曲1幕①(信長ルート)
「んんっ…」
絶頂を迎え、肩で息をする私に、同じくらい息を乱した信長様が優しい口付けを与えてくれる。
「…っはぁ、んっ」
口内をくすぐる信長様の舌が、先程の愛撫を思い出させる。
私、信長様の舌と指で……
自分のはしたない喘ぎ声を思い出し
途端に火が出そうなくらい恥ずかしくなった。
唇を離した信長様が私の顔を覗き込み
その頬の赤さに気付く。
「恥じらう姿もいいが…」
信長様は言いながら私の両脇に腕を入れ
私の身体を持ち上げると自分の上に乗せる。
「あ、あのっ…」
信長様は胡座をかいた姿勢で、両腕を後ろへ着いている。
私は…その格好の信長様の上に跨がっている。
私が…上ってこと?
その体勢のまま、片手で私の頭を引き寄せた信長様は、先程とは比べ物にならないくらい、クラクラするような深い口付けをした。
「んんーっ…、っあ」
口付けをしている間も
私の太腿の間に当たる硬い感触が…
信長様も、私に感じてくれているの…?
下唇を食むようにして唇を離される。
「俺に乱れる貴様を見たい、迦羅」
信長様の顔は、見たことのない程
淡く色付いて…目が潤んで…余裕がないように見えた。
それが何だか堪らなく愛しく感じて
私は両手で信長様の頬を包んで、口付けていた。
「……っっふ」
端から漏れる信長様の声。
恥ずかしさなど捨て去って、私は貴方に身も心も捧げたい…。
「信長様…私…」
上手く言葉にならない。素直に伝えたいのに。
悶々とした私の気持ちを察したのか、耳元に唇を寄せた信長様が囁く…
「俺自身で貴様の奥深くまで愛したい…」
掠れた声を聞いた時、
また溢れ出てきた私の蜜が太腿を伝った。
腰の両側を押さえられたら
立ち上がっている信長様のモノへと
一気に私の身体が挿し込まれたー。
「はあぁっっ!…ああぁん!」
信長様の手で上下させられる身体がひどく熱い…
奥へと入り込む信長様のそれが…気持ちいい…
「んあっ…、あぁんっあああ」
「奥がいいのか?…さっきより…き、ついぞ」
絞り出す信長様の声も、濡れている。
「あんっ、そこ…気持ち、いいのっ」
勝手に唇から漏れる言葉に羞恥を覚えるけど、そんなの、どうでもいいくらい…信長様を感じてる。
愛する貴方が、私の奥まで………