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【イケメン戦国】✿ 永遠の恋〜華〜 ✿

第38章 戦国狂想曲1幕①(信長ルート)



はぁっ、はぁっ…


互いの息遣いと混ざり合う水音が天主に響く。


「ああっ、あぁん…っん…」

首元にしがみつく迦羅の声が直に耳に入ると、最早抑制の効かなくなっている俺の身体が反応する。

もっとだ…
もっと貴様の奥を知りたい。

「んあぁっ!の、信長様っ…もう…」

「まだ、駄目だ…いくな」


繋がったままの身体を器用に動かして
迦羅を下にし、濡れきった顔を見下ろす。

目を逸らすことなく手を伸ばす迦羅に応え、指を絡め褥へと縫い留める。


「はぁ…っ、信長…様…」


その甘い声に弾かれきった俺は一気に腰に力を込める。


ずぷんっっ



「…くっ」

「はあああぁっ!んぁあ、…ああんっ」

貴様のその声が…俺をこんなにも夢中にさせる…


「っ…俺のすべても、貴様に…くれてやる」

「んんっ…ああぁ、ああああぁっ!」


止められない腰に託した、高揚した愛しさと快感とが、絶頂へ向かっていく。


「残さず、受け止めろ…」

「はい…んああああぁっ!もう…だ、だめぇっ信長様ぁ!」

「ん、くっっっ…!」

「あああぁぁーっああんっっ!!」





共に達した迦羅の中で
大きく脈打つそれが愛を注ぎ込んだ。


はぁぁっ、はぁっ…

すでに疲れ切った身体を寄せ合い、名残惜しいような甘い口付けを繰り返す。




互いに言葉は出なかったが
微笑みを交わせば、そこに愛を共有しているのだと実感出来た。













腕枕ですやすやと眠る迦羅。

まだ火照ったままの頬をそっと撫でてみる。

「ん…」

口元に幸せそうな笑みを浮かべた顔は
俺にしか見ることが出来ないたったひとつのもの。




「やはり、あの男になどくれてはやらん」


ふと頭に浮かんだ恋敵の顔を素早く掻き消す。





「愛している、迦羅」

迦羅の額に軽く唇を落とすと
迦羅はまた幸せそうに微笑んだ。



心地の良い疲れが微睡みに誘う。





まだ夜は長い。

今宵はどんな夢を見るか…

俺と、貴様と、二人で…。














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