• テキストサイズ

【イケメン戦国】✿ 永遠の恋〜華〜 ✿

第36章 濃密至上主義(伊達政宗/甘々)



「っふ、…んん…っ」


あー、可愛い。

お前、すっかり俺の口付けの虜だな。
自分で言うのも何だけどよ。

「んー!…っはぁ…」


本当に口付けだけでやめんのか?
いやそれはないだろ…

でもな、迦羅が怒るかもしれねぇし。


「んんんー!んっ!」


ん?何だよ人の胸叩いて…

「っっはぁーっ…はぁ…」

唇を離すと、ようやく空気を吸い込んだ迦羅が必死に息を整えていた。

「おい大丈夫か?」

「だ、大丈夫かじゃないよ…死ぬかと、思った」

まだ乱れる息でそう言う。




「口付けしてる時考え事禁止!!」

赤く染まった頬に少し尖らせた唇、本当可愛いな。

「聞いてるの政宗!」

「ちゃんと聞いてるって。もっと欲しいんだろ?」

「なっ、全っ然聞いてないじゃないっ…」

「ははっ、悪かったって」



むくれてる顔も好きなんだ。だからいいだろ?



離れた身体をまた引き寄せ、再び見つめ合う。
さっきの息苦しさで潤んだ目がたまらなく神経を撫でる。

親指で濡れた唇をなぞると
照れたように目を逸らしてしまった。


「…ご褒美は、もう十分だよ」

「じゃあ今度は俺にご褒美だな」

「え、何で?」

「ご褒美に口付けをしてやった、ご褒美だろ」

「ふふっ、何それおかしいよ」



おかしくねぇだろ?

何だかんだ理由つけてでも、俺はお前に触れたい。
お前が嫌だって言っても、俺はお前が欲しいんだよ。


そのくらい、言わなくてもわかるよな?



「素直に寄越せよ、迦羅」

「…うん、いいよ」


やっぱりお前は、最高の女だ…迦羅。

「政宗、大好き」

「ああ、知ってる」



そしてまた唇を重ね合わせ、肌を合わせ、吐息が混じり、まだ高い陽の中を過ごしていった。









/ 509ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp