第1章 知らない世界と俺と周りと
ハジメ視点
あー今日も仕事だダリィ
どっちかっつーと仕事は好きな方だが、あいつらが絡むとロクなことになんねーからめんどくせぇ…
と苦々と考えながら13房へ向かう
常々早起きなんぞしねーあいつらのことだ、今朝も叩き起こさなきゃなんねーだろうなと思いつつ
13房に近づくにつれて、声が聞こえてきた
起きとるのはいいが、代わりに騒ぐのはやめろ
怒りが湧いてきた
あー今日も胃が痛むんだろうなー遠い目
「ジューゴ!!!」
バァン
「うるせえ!!!珍しく起きとると思ったら、朝っぱらから騒いでんじゃねえぞコラァ!!!」
「ハジメくんそんなことより、ジューゴくんが!」
「ああん?」
「なんかよくわかんねーんだがよ、様子がおかしいんだって!」
「はあ?いつものことだろーがよ」
「違うのー!僕たちのことわかんないみたいなの!」
「なんだそりゃあ?」
「なあ!!ジューゴこっち向けって!!!」
必死で11番がうずくまっている15番に話しかける
15番にはそれが聞こえて無いようで、身体を丸めて頭を抱えている
さすがに、こいつはおかしい
俺の横でまだ騒いでるうるせえ二人をどかしながら11番に近づく
「おい、15番に何があった」
「わかんねーよ!!ついさっきまで寝てたけど、ジューゴのうなされる声で起きたんだ」
「僕たち、ジューゴくんが嫌な夢を見てたみたいだから起こしたんだけど…、」
「泣いてて起きたと思ったら、俺たちを見るやいなやこうなっちまって…」
「とにかくなんにもわかんねーんだ、なんでジューゴが、なんで!!」