第2章 短編 節分の日(※書き出し)
「……グッ」
「シロが合ってるってさ!」
「イチゴちゃんすごーい!!なんでも知ってるんだねー!」
「なんでも知ってるわけじゃないよ、俺がジューゴになってから思い出せるのはこういった知識とかだし…自分のことわからないくせに、なんでこんなのは思い出せるんだろ…」
「あぅ…」
場に再び重い空気がたちこめはじめる
だが食べ物に目がないロックは恵方巻きの正体を知って早く食べたくてウズウズしている
「なあなあ!エホーマキってスシなんだろ?早くたべよーぜ!」
「…!まーたロックは食い意地はってんなー!しゃーねー、ホラ
ニコもイチゴも、はやく一緒にくおーぜ」
「わーい!お寿司だお寿司ー!」
3人が気を使ってくれるのが嬉しくて、それでいて、こんな自分でも受け入れてくれてーーー
「シロ、」
「?」
「ありがとう。いただきます」
「「「いただきます!」」」
「…ポンポン」
シロはイチゴの頭を数回なでた後にキッチンに戻っていった
「じゃ、食べよっか」
「俺一番のりー!」
「あー!ずりいぞロック!俺も俺もー!」
「僕もー僕もー!」
ーーーありがとうもごめんなさいもひっくるめて、これからも一緒にいられますようにと願うことにした
「ところで誰か今年の恵方知ってる?俺まだ知らないんだー」
「「「あ」」」
…この願い、叶うかなという不安がちょっとだけ過ぎった
~ちゃんとシロに教えてもらって恵方向いて食べました~