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AKB0048~夢を追いかける少女~

第1章 夢の始まり


この子は日にちを間違えているのか?
それとも…嘘なのか。

「えっ…。そんな早いの…?寂しい…。紫乃ともっと一緒にいたかったなぁ。」

どうやら、私が苦手なあの子は紫乃というらしい。

「本当だよ。っていうかさ、00のオーディションって何で行くの?」

それに対して紫乃はこう答えた。

「えー?確か秋葉星までは自分で行くんだったよぉ」

……これは完璧嘘。

「やっぱり紫乃すごぉい!」

「えへへ。そうかなぁ?」

ちょっとイライラしてきた。
00を使って自分が可愛いアピールをしたいのだろう。

「00のオーディションなんか、すぐ受かるよ♪」

と、紫乃が言った。

─プチ

自分のなかで、何かが切れた音がした。
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