第1章 夢の始まり
「だって…」
そう言って俯いてしまった凪沙。
「私たちは00になりに行くんでしょ?
これからは秋葉星が住む星になるんだよ!
藍花星のこともある程度は吹っ切らなきゃ。」
私がそう言うと凪沙は顔を上げた。
「…分かった。
私たちは4人で00になるんだもんね!」
凪沙がそう言った。
4人じゃなくて…
「4人じゃなくて5人だよ。」
と織音が言った。すると凪沙はあっ、と言う顔をして
「智恵理!」
と言った。
「智恵理はあのライブを見た夏に亜理子と一緒に藍花星に来た女の子だよね?」
織音の問いかけに対して、3人で「うんうん」と頷く。