第1章 夢の始まり
ビデオを送った次の日。
朝早くに父に呼ばれた。
社長室に入ると、ニヤニヤしているお父様が居た。
「お父様。今日はどのようなご用件でしょうか?」
「亜理子!よくやった!00の一次オーディション合格だそうだ。」
…うそ…!
「ぅわぁぁ…!」
嬉しさから涙が込み上げて来る。
「二次オーディションは明日だ。明日の会場までの電子チケットもある。後で亜理子のケータイに送っておくから、今日は学校で挨拶をしてこい。」
「はい!」
それから私は、学校に行く用意をした。
そして、3年ぶりに学校へ……。