• テキストサイズ

【黒執事】壊れた貴女を看取るまで

第11章 Who is it that I need?


傍に控えていた老人がぺこりとお辞儀をして俺の目の前に現れる。
これで…終わりなのか?

「待て!せめて、アイリーンに会わせてくれ!」

セバスチャンはドアを閉める動きをぴたりと止めて、またあの笑みを浮かべた。

「では、さようなら」

全身の血が一気に沸騰していく。
何故だ何故だ何故だ!!!

「俺は…諦めないからな!!彼女にそう伝えておけ!!」

パタン、扉は静かに閉められた。
俺と彼女を引き裂くものを許さない。
こうなったら何が何でも手に入れてやる。
愛する者を守るために。
/ 221ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp