第2章 出会い
リビングで書類を読む聖はなにかに気付いたのか後ろを振り返り微笑んだ
「どうしたんだい?幸」
「あの女が起きた」
「わかった。ご飯作るから連れてきてくれる?」
「…あれは?」
「そこに置いてあるよ」
食事の準備をする聖を見たあとテーブルに置いてある資料をみた
「あの青い液体の分析した結果、麻痺を起こす薬だったよ。でも死なず程度の軽い麻痺薬…それを作った所が僕達が探している組織が作ったみたいだよ」
「…」
「そういうことだからあの子連れてきて」
「…」
鍋を持って笑う聖に幸は少し黙り頷いた
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『うわぁ!いい匂い!』
幸と一緒にリビングにきた女は目の前の料理に目を輝かせた
幸は聖に盛ってもらった物を食べた
『これが料理というものなのですね!』
「…?」
『あのこれは何という料理ですか?』
器に入った白い物を指でさし聞いてきた女に聖は顔には出さなかったが心の中で驚いていた
「これはシチューという料理です。温かいうちに食べてください」
『ぁ…その…///どれを使って食べるんですか?』
「!?」
「…もしかして料理を食べたことがないのですか?」
『は、はい//パンしか食べたことがなくて…あと動けない時に栄養剤を打ってました』
「だから腕に注射の跡があったのですね…シチューはスプーンを使って食べるんです。見本は幸を見てください」
「!?」
シチューを食べている幸は驚き固まった
女はジーと見てスプーンを持ちシチューを掬って口に入れ食べた
『モグモグ…!!ぉ…美味しい!これすごく美味しい!』
「それは良かっです」
「……パク」
それからテーブルに置いてある料理を女はぺろりと平らげた