第3章 初めての外
チュンチュチュ…
『ん…』
眩しい日差しで目が覚めたミオ
まだ寝ぼけているのかぼーっと天井を見つめていたら体に違和感を感じた
『(…なんか温かい…それにこの香り…)』
「スー…」
『……へ?』
横から寝息が聞こえ振り向いたら気持ち良さそうに眠る幸がいた。それもミオを抱きついたまま
『っ…!!きゃあああああ!!』
バチン!!!
☆☆☆☆☆☆
「…ブスゥ」
幸の頬には真っ赤な手形がくっきりと残り、すっごい膨れていた
その前に座るミオは美味しそうな目玉焼きベーコンを食べていた
『ん〜すごく美味しいです!聖さんはお料理は得意なんですか?』
「ええ、幸の世話をしている内に出来るようになりましたからね」
『へぇー!では私にもお料理を教えて下さい!』
「いいですよ。それより幸、いつまで怒っているんだい
い?」
「…」
無言でパンを食べる幸に聖はため息を吐いた
『ぁ…あの幸さん…叩いてすみません。驚いてつい叩いてしまって…』
「…」
ガタッ
突然立ち上がった幸はコートを着て何処かへ行ってしまった
『…私…幸さんにひどいこと…』
「幸はそんな事では怒りませんよ。それに仕事に出掛けただけです」
『仕事?…暗殺ですか?』
「いいえ、喫茶店の仕事です」
『…喫茶店?』