第2章 2 池袋
「僕はからかっていませんっ。学園都市に帰りたいだけなんです!」
なぜこの男が注意をしたのかわかっていないが、からかってると思われていては困るもの。
そう主張すると帽子の男は「なんでこうもこの街はよかわからないやつが〜」と言っているが一成は男を見つめる。
すると青い服の男性が「学園都市は科学と超能力の街ッス!君がレベル0でないなら証明できるはずじゃないッスか〜?」と一成を含めた全員に言う。
どうやらこの人物たちは一成が超能力者、学園都市の学生であることを疑っていたのだとここで理解した。
「なら大丈夫です、僕はレベル4なので!」
そう唯一自慢できる点を胸をはって話すと「お〜」という声が上がる。
一成の能力は水が必要となるので女性が飲んでいたペットボトルの水を頂くことにした。
「見ててくださいね」。女性が「いいものが見れるかもしれないよ!」と、ワゴンを運転していた男性も車から降りてきて5人で輪になり中心にペットボトルを出す。
そして一成がペットボトルを下に向けようと傾けた時だった。
ドォオオン!!!