第3章 嫌な予感的中…
絵「棗さん、棗さんならゲームが得意の私のほうが
断然いいですよね」
棗「結花は、ゲーム苦手なのに、
オレの会社のゲームを
自分でバイトしたお金で買ってくれてるんだ。
健気な妹のほうがいい」
絵「琉生さんは、髪に気を遣ってる
私のほうが良いですよね」
琉「最近、結花の髪が、元気なかったって、
いじめられてたせい、なんだね。
ぼく気付けなかった…。
ぼくは、いじめる子嫌い…」
絵「昴さんは、バスケ応援している
私のほうが良いですよね」
昴「俺は、毎回なにがあっても
応援に来てくれてる結花を裏切ったりはしない」
絵「祈織さんは、勉強出来る私のほうが話が合いますし
あんな子よりもずっと私のほうが良いですよね」
祈「僕は、夜遅くまで
僕に付き合って勉強してくれたり、
夜食やコーヒーを入れたりとか
気遣いの出来る結花が大切だから」
絵「侑介くんなら、クラス一緒の私のほうがいいよね?
それに、侑介くんは、私のほうが好きでしょ?」
侑「俺は、馬鹿な俺のためにテスト前とかに
必死で勉強教えてくれる結花のほうが…。
それに、日向が結花にしていたことは絶対に許せねえ。
俺の好きだった日向はもういない」
絵「風斗くん」
風「あんたに名前呼ばれたくないし、
さっき、顔見たくないって言ったよね。
正直、結花ねぇがあんなになるまでやったあんたには
すっごく腹がたつし、仕返ししたいけど、
結花ねぇがダメって言ったから、
出てくだけで許すんだけど。
それに、あんたも今聞いた通り、
ここにあんたの味方はもちろん、
居場所はない。
早くでてったほうが自分のためなんじゃない?」
絵「なんなのよ!!?
なんで、あんな子の味方するのよ!!?
あの子だって、所詮他人じゃない。
しかも、養女だから、
私と違ってホントの家族じゃないのに!!」
弥「結花お姉ちゃんはホントの家族じゃないけど、
結花お姉ちゃんは
だれよりも家族のことを考えてるもん!!!」
兄弟「弥/わたわた/チビ!!?」
弥「お姉ちゃんは結花お姉ちゃんだけだもん!!!」