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恋の乱~私の居場所~

第2章 序章2


町の人たちの注目を集めるほどの怒鳴り声をあげた
私たちに、奉公は驚いたように目をむく
今度こそ追い払うことができると思った・・・
が、逆効果だったようだ

奉公「ムキになった顔も可愛いでござる・・・」

奉公は卑しいげに笑い、秋の腕を掴む
がその瞬間
ドスン!
奉公が何者かに蹴飛ばされた

萩、秋「えっ!?」

奉公を蹴飛ばしたのは秋の弟の弥彦だった

弥彦「スケベ奉公め、仕事しろ!
俺がいるうちは絶対姉ちゃんに近づかせないかなら!」

萩「弥彦えらい!?」

奉公をやっつけた勇まし少年に
町の人たちから拍手と声援が飛んだ

町人3「よくやったぞ!」

町人4「奉公も形無しだな」

町の笑いものになった奉公は
悔しそうに顔をゆがませた

奉公「この糞ガキ・・・」

そう言って奉公は弥彦を殴りかかろうとてを振り上げたが
すぐにその手は後ろから掴まれた

秋「犬千代!」

掴んだ腕を後ろからひねるようにして、犬千代は奉公を見おろす

犬千代「・・・・・」

強面な大男に捕らえられ、ぶるぶると震えだした奉公
犬千代がやれやれといった風に手を離すと
奉公はそそくさと退散していった
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