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恋の乱~私の居場所~

第9章 奥州 


萩「私なら大丈夫です、頑張らせていただきます」

政宗「ああ、頼む」

成実「俺も協力する!?」

話がまとまったところに小十郎がやってきた

小十郎「政宗様、用意が整いました」

政宗「小十郎、今日から萩を俺の正室扱いをしてくれ」

小十郎「は!では萩様広間へご案内いたします」

離れを出て広間に向かう

呉服屋「この度は我が呉服屋をご利用いただきありがとうございます」

政宗「ああ」

呉服屋「どなたがお召しになられるのでしょうか?」

成実「政宗の正室だ」

呉服屋「正室!?」

萩「政宗は何色がお好きですか?」

政宗「・・・緑」

萩「では緑色の着物をお願い致します」

呉服屋「は、はい。此方はいかがでしょうか?
青緑に黒が入っておりますが、模様に花をあしらったものになっております、上品さとかわいらしさも兼ね揃えております」

成実「おっ良いんじゃねえの」

萩「ではこれを、政宗着替えてまいります
小十郎申し訳無いのですが一部屋お借りできますか?」

小十郎「はい、ご案内いたします」

小十郎と共に広間を出て廊下を歩く

?「きゃっ!」

小十郎「おっと、すまない大丈夫か?」

?「申し訳ありません」

小十郎「丁度良かった、今手は空いているか?」

?「はい。」

小十郎「では、萩様の着替えを頼む」

?「萩様?あの、片倉様こちらの方ですか?」

小十郎「ああ、訳があって男装しているがこのお方は政宗様の正室になられるお方だ。粗相のないように」

梅子「はい!梅子と申します。宜しくお願い致します」

萩「私は真田萩と申します。」

小十郎「宴の準備をいたしますので着替えが終わりましたらこちらの部屋でお待ちください」

萩「分かりました。」

小十郎と別れて梅子と部屋に入り着替えを始める

萩「貴方はここでの奉公は長いのかしら?」

梅子「3年になります。萩様はもしかして上田の真田家のお方でしょうか?」

にっこり微笑みを浮かべ頷いた

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