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恋の乱~私の居場所~

第7章 川中島


秋を無事に送り届け萩はまた甲斐へと帰って来た

信玄「帰ったか萩」

萩「はい信玄様、ただいま帰りました」

信玄「どうだ、上手くいったか?」

萩「ふふふっ、はい上手くいきました」

情けない声を上げて怖がる奉公を思い出しコロコロ笑う

信玄「ははっそうか上手くいったか!」

カラッカラッと信玄も笑う

幸村「姉上の笑顔久しぶりです」

才蔵「殺気がこもった笑顔もなかなか良かったけど?」

その時ドタドタと廊下をかけてくる足音がし広間の襖が開く

?「先生ー何処に行ってたんですか?」

才蔵「仕事」

先生?才蔵の事?

萩「ねぇ幸村、その子は誰かしら?」

幸村に質問をしていると

?「お姉さんこそ誰?何で幸村様のこと呼び捨てにしてんだ?」

才蔵「佐助は会うの始めてか
真田萩、幸村の姉だよ」

佐助「えっ!?姉って行方不明だった?
わぁー凄い美人だー
いたっ、先生叩かないで下さいよー」

才蔵「挨拶」

佐助「あっ、猿飛佐助です。
先生のしたで見習いやってます」

ニカッと微笑む

萩「忍者見習いだったのね
よろしく私の事は萩と呼んでね」

佐助「分かったぞ萩」

?「晴信」

スッと信玄の後ろに男が現れた

信玄「どうした勘助」

勘助「上杉が動いた」

信玄「・・・そうか、幸村広間に皆を集めろ」

幸村「はっ!」

広間に家臣を集め勘助が持ってきた情報をもとに会議が始まった

信玄「上杉と川中島で開戦になる。明日の朝出発する皆準備を怠るな」

家臣「「はっ!」」

萩「信玄様、私もお供してもよろしいですか?」

信玄「戦に着いてくるつもりか?」

萩「信玄様の好敵手を見てみたいので」

信玄「いいだろう。萩の腕前なら心配ねえだろう」

幸村「姉上、十分にお気をつけ下さい」

心配そうに声をかけるが

萩「あら、大丈夫よ幸村。一般兵如きにやられる私ではないわ」

ニコニコ微笑みを浮かべていた

上杉謙信。どんな人なのかしら?楽しみだわ


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