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恋の乱~私の居場所~

第7章 川中島


ざわざわと賑やかな京の大通りを駕篭が通る

町人1「何だどこのお偉いさんだ?」

小料理屋の前で駕篭が止まり中から秋が出てくる

町人2「秋ちゃんじゃねえか?」

騒ぎを聞きつけ店から秋の母と弥彦が出てきた

小母様「秋、無事だったのかい!?」

弥彦「姉ちゃん!?」

秋「ただいまお母さん」

感動の再開をしていると

奉公「秋ではないか。帰って来たのか
お前が行ってから狂暴な女に殺されかけたぞ!」

怒りが収まい様子で続ける

奉公「まあ秋が拙者の妻になるなら許してやらない事も・・・・」

萩「あら、その件は解決したはずです
それとも貴方は八つ裂きにされたいのかしら?」

煌びやかな着物を着た萩が優雅に駕篭から出てくる

萩「お久しぶりですわね奉公様」

奉公「お、お前は萩か?」

幸村「控えろ無礼物!このお方は真田家の長女、萩姫だ!?
貴様が気安く呼べる者では無い!?」

奉公「ひ、ひめ!?」

萩「京を出る時に言ったはずです
今後お店に関わるならば八つ裂きにしますよ?」

にっこり微笑む

奉公「ひっ!申し訳御座いません」

萩「このお店は真田家御用達です
あと奥州の伊達政宗様もこちらによくおいでです
もしこのお店と家の者に何かすれば・・・・・どうなるかお分かりですよね?」

奉公「わ、分かっております!?二度と手は出しません!?」

萩「分かればよろしい。
小母様、今までお世話になりました、私は甲斐に参ります
弥彦、姉さんを大事になさいね」

萩は深々と頭を下げお礼を述べた

小母様「萩元気でね」

弥彦「ありがとう萩姉ちゃん」

幸村「姉上がお世話になりました」

秋「萩ちゃんありがとう。京に来たら寄ってね
美味しい料理用意するから」

萩は幸村と才蔵と共に甲斐へと帰って行く

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