第2章 作戦
誰かが私を呼んでる2年振りに聴いた声だなぁ~、たしか………………
『あつしくん………』
敦「優奈さん気がつきましたか?良かった。」
『え?!敦くん!!いっ、今まで何処に………ッ。』
敦くんを激しく揺らすが芥川に貫かれた腹部が痛く、顔を歪める。
敦「動いちゃ駄目ですよ!腹部つらぬかれたんでしょう。」
『そうなんだけど…………、そうだ!あの子達が無事目的地に行けたか、私も行かないと!!』
フラッと立ち上がり、歩き出す。
「子供達なら無事に着いたよ~。」
『えっと、そういえば貴方達は?』
交互に砂色の外套の青年と帽子を被った青年を見る。
「私は、太宰治。」
「僕はこの国一、いや、世界随一の名探偵江戸川乱歩だ、知らないのぉー?」
『へ、えっ、あっ、はい。知らないデス。』
パチクリと目を瞬かせ、名前を覚える。
『それより、あの子達が無事だというのはどうしてです?』
江「それは、子供達が目的地に着いたあと大人に君が黒服元いいポートマフィアと戦っているから助けて欲しいという依頼が此方に来たの。」
『そう………ですか。よかった~、でも………』
太「でも?どうしたんだい?」
暗い表情になったのを見て、微笑みながら聴いてくる太宰さん。
『私の性で、孤児院の人達は………。』
敦「優奈さんの性じゃありませんよ。」
江「それより、探偵社で治療した方が良いよ。」
『そんな訳には行きませんよ、私はポートマフィアに狙われている。それなのに貴方達まで危険な目に合わせたくないです。なので……』
江「君、僕らは武装探偵社だよ。危険なんて何処にでも付き物だし、日常茶飯事だよ。」
『ふぇ?うそ………武装探偵社…………、じゃ、じゃあ、敦くんもなの?』
ギギギッと聴こえるほど敦くんの方に顔を向ける。
敦「はい、そうですよ?僕は太宰さんに拾われて成ったんだけどね。」
太「さっき、君が異能力を使って暴走してたの判るかい?」
『いえ、暴れたのは判るんですが』
江「取り合えず話しは後でにして、行くよ~」
『はへ?ちょ、わわ。』
江戸川さんに手首を引っ張られる状態で私は着いていく、その後ろに二人が着いてくる。