第9章 両親の想い
お花を持って両親の墓の前に立ったけど……。
……お母さん、お父さん、私お墓参りにきたけど。隣に其の殺した犯人が居ますよ……。
『確かに織田作之助って書いてある……』
太「あれ、優奈ちゃんじゃないか。其のお墓が気になるのかい?」
突然呼ばれ後ろを振り向くと其処には太宰さんがニッコリと笑って居る
『あっ、いえ、偶々両親のお墓参りに来ただけです。太宰さんもですか?』
太「うん、此のお墓のお参りをね。私の大切な友人なんだ。」
『太宰さん貴方の前職は…………ポートマフィア幹部ですね?』
其れを聴いた太宰さんは低い声で眼が冷たく為っていた。
太「どうしてかな?」
『其の…………お墓の人がマフィアで私の両親を殺したからです。』
太「確かにそうだよ、私はマフィアだ。それを聞いて君はどうするの。両親の仇を取るかい?」
『別にそんな事しませんよ。其れに今は…武装探偵社の社員で上司です。そうでなくても無意味だと思うので遣りませんよ。』
太「うふふ、そうかい。」
太宰さんは何時もの飄々とした表情に戻っていた。
『で、私は太宰さんの前職を当てたので賞金を貰います…………今日は其のお金で皆一緒に夜食を食べに行きましょう。』
太「優奈ちゃんは其れが目的だったのかい?」
『勿論です。正直今月のお金が乱歩さんによって吸い取られてしまいましたから空っぽに近い状態で……お金には目がありませんから』
太宰さんは噴き出してもうだいに笑い、私も其れにつられ笑ったのだった。