第8章 脅迫状否予告状
『あ~、何となく判りました。』
乱歩さんが止まり、視線の先に居る奴を観て理解した。
『乱歩さんが厄介な能力者と云ったのが…………それは異能その物だからですね?そして………』
江「もう一人、犯人が居てそこら辺に隠れてる。」
「正解!いやぁ~、流石と云うべきですねぇ。探偵者、江戸川乱歩さーん。え~、貴女は誰かな?」
突如、現れた明るい声の二十代後半に見える男。
『その前に貴方が名乗るのが筋では?』
「おっと、是は失礼。私は駁と言います。」
ニッコリっと笑った顔は目だけが笑ってはいなく、その眼は冷たく光っていた。
『そう、私はつい最近入社した御倉優奈です。処でですが、一つだけ質問指せて頂きます』
「どうぞ?」
変わらない調子で話す。
『貴方………否、貴女は何故予告状を被害者達に送り付けていたかのかな?と思いまして。』
ビリッと本当の顔を晒した女性。
「おや、何時気が付いたのかしら?まア、良いですわ。予告状を出したのは残り僅かの人生を楽しんで貰うため、未だ生きたいと恐怖で歪んだあの顔が堪らない!」
江「うわぁ、変態だ」
『ごもっともです。』
相手方は顔を引き吊らせるが、笑顔は貼り付けたまま。
「では、あなた方には突然ですが、死んで貰いましょう。この子……アリシンの能力で。」
『乱歩さん、アリシンって名前確か毒物の名前でありますよね?』
江「うん。」
二人は呑気に会話をしている傍らに、駁は顔をピクピクと引き吊らせる。
「では、アリシンの能力で死んでね?」
『え~、それは困ります。【タイムロック】』
ピタリとその場が静かになる。何もかも動かず自分だけが動いて居る。
『さぁ~て、どうしようか。取り敢えず毒の能力そうだし、凍り付けにして閉じ込める………他に対処法………』
う~んと考える。残り15秒