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キミとボク【気象系BL】

第100章 キミとボク



「ほら、もうみんな行っちゃったよ」

廊下をキョロキョロ見ているキミ。

そう。

教室には今、ボクと翔くんの二人だけ…。

ボクはキミの一歩手前で立ち止まった。

「智くん?」

どうしたの?って表情で振り向くキミ。

そのYシャツの袖を掴みかけた手を、ボクはそっと下ろした。

「翔くん」

「ん?」

ほらね。

やっぱりキミはちゃんとボクの方に体を向けて、話を聞こうとしてくれる。

だからボクも、真剣に伝えようと決めたんだ。







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