第98章 夢日和
おいらの一連の動作を見ていた翔くんが
「智くんも脱いで…」
と言って、おいらのシャツに手をかける。
翔くんにされるがまま、バンザイをするように脱がされると、胸に温かいものが触れた。
「ちょっ、しょ、く…」
さっきのお返しなのか、翔くんがおいらの胸に吸い付いている。
「んぁっ」
電流を発してるのかと思うくらい、胸に受けてる刺激がビビビビビッと下半身に伝わってきて。
おいらは胸にある翔くんの髪をかき乱すことで、その電流を放出し始めた。
だけど。
電流は翔くんにも伝わっていったらしく…
「そんなことされたら…俺の…下半身にくるからっ」
おいらの行為が翔くんに更に刺激を与えたようで、上目遣いで抗議してくる。
潤んだ瞳…
唾液で濡れた唇…
息を切らしながらの言葉…
電流は放出するどころか、ドクンドクンとおいらを刺激し続ける。
「もう、たまんねぇ」
「あっ…」
おいらは翔くんをゆっくり押し倒し、厚い唇を貪った。
「んっ」
「はぁ…」
キスの合間に漏れる吐息。
上気する顔と体。
濡れてきている中心。
「翔…くん…」
キスに集中している翔くんの下着に手を忍ばせると、おいらのと同じように濡れていた。
指先に付く、翔くんの滑り。
下着からそっとその手を出してペロッと舐めてみせると、翔くんが自らズボンと下着を脱ぎ始めた。
プルルンッと飛び出した翔くんの中心。
勃っている中心を見て興奮したおいらも、ズボンと下着を脱いだ。
はち切れんばかりに膨らんでいるおいらの中心は、38歳になっても衰えてなくて。
「智くんの、すごいね」
翔くんも苦笑いしていた。
「智くんの元気なソレ…早くちょうだい?」
首を傾けながらおねだりする翔くん。
「今あげるから…」
おいらは翔くんに優しく口づけをした。