第90章 My Angel

好きだからこその行為に、心も体も満たされていく。

「んっ…はぁ…さくら、いさん」

「あっん…な、に…」

「そんなに、じっと見られると…」

「だって…大野が感じてる時の顔、色っぽいから…」

櫻井さんが言い終わるくらいの時に、ナカがきゅうっとしまった。

「えっ…あ…そんなっ、しめつけな、いで」

「あんっ…そこ…いい」

偶然にも、櫻井さんのイイとこを掠める。



ナカのしめつけが緩んだのを見計らって、いま掠めた所を突いてみると

「…ここ？」

「そ…あんっ」

櫻井さんの声が甲高くなった。

それならばと、そのイイとこを何度も掠めた。

その度に櫻井さんの体がビクンと跳ねる。

「あっあっ…奥にも、して…」

奥にも…ですね。

僕にしか叶えられない櫻井さんからのお願いに応えたい。

「櫻井さん」

「えっあ、ちょっと…」

僕は体を起こし、櫻井さんを僕の太ももに跨がるように座らせた。

「もうっ…」

櫻井さんはびっくりして焦ってたけど…

ちゃんと奥まで深く入ってますよね。

「…痛いですか？」

「ううん、大丈夫」

僕にしがみつく櫻井さんが愛しい。

布団の上に座ってるからあまり激しく腰は振れないけど、僕の動きに合わせて櫻井さんも一緒に振ってくれた。

「んっはぁ…はぁ、気持ちいい…」

そろそろ限界がきた僕は、櫻井さんの中心を握った。

「櫻井さん、一緒に…イこ」

櫻井さんの頭が縦に動く。

僕は櫻井さんの中心を扱きながら、下からナカへ向かって突き上げた。

「ん…くっ…んっ」

「ああ、ん…あっあっ…」

「んっんっ…はぁ…イ、く…」

「あっあっ…あっ…俺も…イ、く…」



櫻井さんは僕の手の中に白濁を放った。

僕はというと…

イく寸前で櫻井さんの腰を浮かせ、ナカから中心を抜くつもりでいたのだけど…

「だめっ。抜かないでっ。俺のナカに大野のちょうだいっ」

そんな風に言われたらさ。

もうね、抜くどころじゃなくて…

「うほっ」

って声に出たのとほぼ同じタイミングで、櫻井さんのナカに放ってしまったんだ。