第90章 My Angel
「繋がった…」
ホッとして胸をなでおろす。
櫻井さんは、ふぅ…と小さく息を吐いていた。
その頬は紅潮し、おっきな瞳は潤んでいる。
僕は今、大好きな櫻井さんと……
この状況に再び胸がドクンドクンとし始めた。
全身がカァッと熱をもち、櫻井さんとの結合部も熱くなっていく。
「動いてもいいですか?」
「もちろん。むしろ動いてくれなきゃ困るけど」
櫻井さんがはにかみながらそう言った。
本当にこの人は。
「そんなこと言って。すごく可愛いんですけど」
いつもだったら心の中でしている呟きも、声に出して言ってみたくなる。
「そう?可愛くしたつもりはなかったんだけどな…」
櫻井さん…
今、めちゃめちゃ照れてますよね?
「そんなとこも好きです」
「俺も大野が大好きだよ」
「僕は櫻井さんのこと大大大好きです」
お互いふふっと笑いあう。
「じゃあ…いきますね」
僕はゆっくりとピストンを開始した。
「んっはぁ…」
「ん、あっ…あっ」
僕の腕を掴む手…
僕に絡んでくる脚…
櫻井さんも感じてくれてるのが嬉しい。