第83章 あなたに染まる
「なぁ、翔くん」
「ん?」
「さっきからさ、翔くんが色っぽい声出すから…勃っちまった」
「うん…気づいてた」
そうだよね、俺が声を我慢できなかったし。
俺だってさ、耳を見つめる真剣な表情の智くんにドキドキしちゃったし。
「翔…」
「さと、んっ…」
俺はゆっくり智くんに押し倒された。
上から俺を見下ろす智くんは色っぽすぎる。
大学でのふにゃんふにゃんした可愛い姿はどこへやら。
「んっ…しょ、…」
「さ、と…んっ…」
舌を絡ませながらのキスだって、主導権は智くんにある。
俺はついていくのに必死なんだ。
こんなに熱いキスを交わしながらも、智くんは俺のシャツのボタンを片手で器用に外し、もう片方の手で俺の胸をまさぐっていった。
「あんっ…やっ…」
そして、胸の粒を触られるのが俺の弱点であることも知っている。
…っていうか、ちょっと触れただけで感じてしまうようになったのは智くんのせいなんだからね。
智くんの唇と手が、少しずつ下に下がっていって。
時々チラッと俺を見る智くんの表情がセクシーすぎて、俺の中心がムクムクと…
「翔の…大きくなってきた」
「そ、そんなの言わないでいいから…」
お互いの服を脱がせあい、再び抱きしめあった。
俺のお尻を撫でていた智くんの手が、蕾にたどり着く。
「あれっ…翔…」
智くんが口角を上げてニヤッとした。
そうだよ、智くんが来る前に…ちゃんと解したんだから。
「ありがとな」
ちゅっ。とリップ音をたてて唇にキスするから…かなり照れてしまう。
両足を開かされて、智くんの大きいモノが蕾にあてがわれた。
「翔…いい?」
「うん、お願い…智くん…」