第78章 夢の続き
各テーブルを回る大野をチラチラと見ていたが、さっきのような表情をする様子はみられなかった。
いつもは垂れがちの可愛い目で舌ったらずな話し方なのに。
それとのギャップにそそられてしまった。
大野の妖艶な表情をまた見たい。
囁いた時の低い声をまた聞きたい。
気持ちを落ち着かせようと目を瞑ってみたが、かえって下半身に熱が集中してしまうだけだった。
俺はムクムクとし始める中心をスマホを持つ手で隠すようにしてトイレに向かった。
トイレの個室に入りズボンと下着を下ろすと、解放された下半身はすでにギンギンに勃ちあがっていた。
マジかよ…
表情と声でこんなになるなんて初めてだ。
しかも相手は大野で…男だ。
そうやって大野を思い浮かべただけで、胸と中心がドクンとしてくる。
男だからなんて関係ない…
大野にだからこんなに反応するんだと思った。
中心に集まった熱を吐き出したくて
「んっ…はぁ…おお、の…」
俺は音を流しながら、中心を扱きはじめた。
20秒ちょっとで音が止まるから、その都度ボタンを押した。
「んっ、はぁ…はぁ…」
後もう少しでイケそうだ。
3回目のボタンを押し、ラストスパートにかかった時、
コンコン…
俺が入っているトイレの個室をノックする音が聞こえた。
「あっ…もぅすこっし…まって…」
何とかそう言い、中心を扱く手を早めた。
「もしかして櫻井さんですか?」
「イ、ク…」
俺の名前を呼ぶ声がしたのと同時にイッた俺からは白濁が飛び散っていった。