第70章 クリームソーダ
翔くんのシャツの裾を捲し上げる。
露になる白くてスベスベな肌に釘付けになった。
「そんなに見ないで…」
恥ずかしそうに頬を紅潮させる翔くん。
それ、可愛すぎるだろ。
再び唇を重ねて甘噛みする。
「んっ…ふぅ…」
「いい声…もっと聞かせて…」
「智くんのさ…その声も…いいよ…」
「えっ…」
そんな風に言われるなんて思ってなかったから、胸にズキュンときた。
何だか急に恥ずかしくなって、さっきの刺激で硬くなった目の前にある胸の粒を、今度は直接口に含んだ。
「あぁ…ん」
顔を仰け反らせる翔くんの顎から首のラインがセクシーで堪らない。
俺もバサッとシャツを脱ぎ、肌と肌を重ねた。
「俺が脱がせたかったのに…」
拗ねてる翔くんも可愛い。
「じゃあ…下は脱がせてもらおうかな」
半分本気、半分冗談のつもりで言ってみた。
「うん…わかった」
「えっ…しょ、翔くん?」
翔くんが身体を起こして、ニヤッと俺を見る。
「智くんが言ったんだもん」
“もん”なんて可愛い言葉とは裏腹に、俺のズボンのベルトをカチャカチャと手際よく外していく。
そのまま脱がされるかと思っていたら、俺がさっきしたようにズボンの上から右の内股に唇をあてたんだ。
「んぁっ…」
ジワッと温かくなるのとともにブルッと身震いがした。
「どう?智くんも…感じた…?」
「う、ん…感じた…」
「ふふっ」
嬉しそうに微笑みながら、翔くんが俺のズボンと下着に手をかける。
「ま、待って。俺も…」
俺は翔くんのベルトを外し、同じようにズボンと下着に手をかけた。
「「せぇ〜のっ」」
俺たちは息を合わせて、お互いのズボンと下着を下ろしたんだ。
「うぉっ」
「あっ」
天を向いているお互いの中心。
その先がヒクヒク動いている。
それがまるで挨拶してるみたいに見えて…ちょっと笑えた。