第54章 忍びの…②
翔は部屋に戻ったが、無門の手の動きが頭から離れず、寝ようにも眠れずにいた。
「はぁ…無門殿…。」
翔はお尻に指を持っていき、無門の指を思い浮かべた。
自分でこんなことをするのは初めてだ。
だが、身体の疼きを何とかしたかったのだ。
「ふぅ…んっ…。」
翔の中心は既に勃っていて、ダラダラと液が垂れている。
翔はお尻の蕾に指を入れて、少しずつ動かし始めた。
「あっあっ…無門殿…。欲しい…あっあっあっ…。」
無門とは男同士。
伊賀最強の無門が自分に興味を示してくれるはずなんてないと、翔は思い込んでいる。
指を2本3本と増やしても、自分の指では物足りなくて切なくなるのだった。
…翔のやつ、素直に言えば可愛がってやるのに。
翔の体調を心配した無門は、様子を見るため天井に張り付いていた。
座った体勢でいる翔はそのことに気づいていない。
忍びになりたい身でありながら気づかないのはどうかと思いつつ、今はそれが好都合でもある。
翔の髪と着衣は乱れている。
肩は出ているし、足先から太腿もチラチラ見えており、とても妖艶だ。
「んっあっん…無門殿ぉ。」
その掠れた声も艶があり色っぽい。
…あっ、ヤバイ。
無門の中心が反応した。
「あっん…無門殿ぉ…あっあっあっ…あっん…あっ。」
キモチが良くなり力が抜けてきたため、足の踏ん張りがきかなくなってきた翔。
プルプルと震え、ゴロンと後ろにひっくり返ってしまった。
「はぁはぁはぁ…。…えっ…。えぇっっ…。」
天井にいる無門と目が合い、翔は目をぱちくりさせた。