第49章 いつもの日常の中で
ゆっくりと智くんのサトシくんが、俺の中に入ってくる。
「きっつ…。んっあっ…。」
眉間にシワを寄せている智くんの表情がセクシーすぎる。
こんな表情もするんだな…。
痛みもあることはあるけど、俺にはドキドキのほうが勝っていた。
焦らず、ゆっくり腰を進める智くん。
俺のこと、大切にしてくれてるんだな…って感じる。
だけど、中途半端に入ってるのは、智くんもツライよね。
それに俺も…指の時のキモチ良さを知ってしまったせいか、早く奥を突いて欲しくなってきた。
「俺は大丈夫だから…もっとキテ…。」
智くんの顔を見つめた。
「んっはぁ…早く奥まで…入れて欲しいの…?」
「あっん…うん…。一緒に…キモチ良く…なろう。」
さっき智くんが俺に言ってくれた言葉を言うと、智くんがニコッとして、一気にズンと奥まで入ってきた。
「あぁっ…。」
その衝撃で身体が跳ね上がる。
「はぁ…はぁ…はぁ…。」
「はぁ…しょー…奥まで入ったよ…。動いて…いい?」
圧迫でうまく声が出せなくて、うんうんと頷いた。
智くんがゆっくり動き出す。
「あっあっあっ…。」
「しょーくん…そんな、に締めないで…。」
「わかんっない…。」
智くんが腰を動かしながら、俺の胸の突起に触れる。
「あっん…あっあっ…。」
キモチ良くなっていくとともに、力が少しずつ抜けていった。
「んっんっ、しょーくん…キモチいいよ。」
「あっあっ…智くん、俺もキモチいい…。」
ほんの数時間前までは、智くんとこんな風になるなんて思っていなかった。
智くんはいつも真っ直ぐで。
俺も自分の気持ちには、本当に気づいてなくて…
だから、はぐらかしていたわけじゃないんだけど…
智くんはきっと俺の気持ちに気づいていて…
そんな俺を待っててくれたんだね、
この数年間…ずっと…。
「んっはぁ…、しょー…?」
「うう…ん、何でも、ない…。さと…もっと…もっと…。」
「んふふ。」
ありがとう、智くん。